ハダニ再び
2月の頭に初めて発見された虫、ハダニ。
当初は、水をかけるだけという
優しすぎる戦い方だったが、
次第に、観察してる僕の精神が疲弊していき(手で取っても、水で追い払っても毎日現れる)
ついに、薬剤を導入することになった....
絶対に生きては返さない...
そう心に誓い、植物をいじめるハダニを
徹底的に叩くため、いくつか揃えた。
買った薬剤たち、頼もしい姿です。
まずは、ベニカを使った。
ハダニというのは、アブラムシなど
よく耳にする害虫とは種類が異なり、(蜘蛛の仲間らしい)
オールラウンダーのベニカでは、
やや不安だったが散布後、
ハダニはパタリと姿を現さなくなり、
一時の平和が訪れた。
ハダニは非常に小さく、肉眼では動いてないとゴミなのか奴らなのかわからない...
なので、このルーペで宝石商人のように毎日観察している。
斬り込み隊長のアデニウムにかけすぎて、(葉先に薬液が溜まっていた)先が枯れてしまった。
それから、ハダニはいなくなったと思ったが、
再び現れた。
初めて見つけた時と同じ株、
新天地にまた奴らは姿を現した。
マカイエンセと違い、サボテンに現れるハダニは赤い奴しか出てこないので発見が容易。
他のハダニは黄色く、
動かないと肉眼では見つけにくい。
ハダニにやられると、こんな感じで赤く痣、
のようなものができていく気がします。
※これは憶測で正確な情報ではないです。
サボテンおじさんに聞くと、可能性はあるが
人間でいう、かさぶたみたいな物じゃないか?
という話だった。
この赤い痣は、誠に紛らわしく、
ハダニなのか痣なのかがわからない。
(ハダニもほぼ同じ色なので、痣に粘着テープを擦り付けてしまったことが多々あった。)
今日は何をとち狂ったか、この痣をピンセットで掻いてしまった...
掻くと人のかさぶたのように、
ぽろりと取れるが、これもまた人の様に
凹みの跡ができる。
よせばいいのに、子どもが気になってかさぶたをいじってしまうように、僕も新天地の痣をかいていじってしまった...
この様に、凹んだ跡になってしまった。
治るといいのだが...
今回はベニカではなく、ダニ太郎を使うことにした。
同じ薬剤だと、耐性がついているので
(ハダニは薬剤に耐性を持つようになる特性がある)
1000倍に希釈したダニ太郎を散布...
予想外の展開が起きた。
2、30分後様子を見ると.....
以前、剣恋玉の花の周りをトコトコ歩いていた
謎の黒い虫が再び現れた。
虫が嫌いな方は、これ以上見ないでください。
大きさ0.5ミリほどで、球体を背負ったような虫。
形でいうと、マダニに似ているが体長が10倍は違うので、別の種類だと思う。
何者?
室内のオフシーズンですら、このような戦いが続いているのに、外で育て始めたら.....と思うと不安です。
暗い話が続いたので、少し明るい話を
毎朝、ぴょこりと花を伸ばしているユーフォルビア・バリダ。
仲魔になった時は、てっぺんが丸坊主だったけど、毎朝見ると花が伸びていたり、生えていたりする。
かわいらしい子です。