いろいろ発根(里芋の記録2)

運悪く手に入ってしまったベアルートのグラキリスが発根していました。(里芋と呼んでいます)

普段は水槽にいる花牡丹の後ろにいるので、存在感がありません。

初めは毎日観察していましたが、ここ数ヶ月放置気味でした。株が柔らかくなったり、用土(砂)に指を入れてサラサラだったら水やりする以外はなにもしません。

※七月初めに書いた下書きを流用しています。

 

f:id:dantes_nikki:20220721182432j:image

非常に弱い光線と少なすぎる水やりで葉の出が悪いです。(照度は5000luxいくかいかないぐらいの弱さ)7月始めごろの写真

ありもので作った鉢、通気しやすいようドリルで脇に穴をあけてあります。

 

一番初めの発根管理をしてから1、2ヶ月後にやり直しました。発根促進剤は少し薄めにし、浸けたのは半日くらいだったと思います。

一回目と大きく違う点は切断面に挿木用の薬を塗りました。薬の名前は忘れてしまいました。少し癖があり完璧に乾かないと薬と用土がくっついてしまい、根によくなさそうなのでつけて1週間くらい乾かしてもよかったかもしれません。(パン粉のようにみっしりと用土が切断面にくっついていました。薬はオレンジ色の歯磨き粉みたいなやつでどこにでも売ってる)これは、失敗したと思いましたが下手に何度もいじるよりそのまま見守ったほうがいいだろうと思い、見なかったことにして用土が乾いたら水、乾いたら水を繰り返しました。

切断は園芸鋏ではなくカッターにし、繊維を潰さないよう一刀で引き抜くようにして切断。ギコギコしたり鋏で切ると切断面が潰れてよくないんじゃないかなぁと思ってのこと。

 

用土は赤玉、鹿沼パーライト系のものから川砂だけに変更しました。理由は荒く硬いので根が出にくく、出ても相当力を使うんじゃないか?という初心者の憶測です。

後押しになったのはサボテンオークション日本さんのハウス内の様子と同園の5、6年前のブログ、龍胆寺雄氏の本です。

本によると輸入サボテンは川砂か赤玉の細粒が良いと書いてあり、オークションのハウス内も川砂で管理している株があったので、サボテンもパキポディウムも輸入されて根がないものは細かい用土がいいんじゃないか?と妄想し自分も川砂を用土に採用しました。

 

気温と鉢内温度は昼は暖かく夜は涼しくなるようにしていました。

最高気温35℃最低22℃(夏場はもっと暑く+5℃ほど)

鉢内温度は最高42℃最低22℃程度。

湿度は最高を60%程度として除湿器で調整していました。(平均50%、水槽の中に置いていたのでもう少し湿度はあったかもしれません)

加温はヒートマットとレンズヒーター、砂を触ると砂風呂みたいに暖かい状態

通風は24時間つけっぱなし

 

水やりは5日に一回くらいでしょうか。かなりズボラに管理をしていたのでもう少し間隔が空いてる日もあると思います。用土は1日でほぼ乾く環境。

4月くらいまでは湿度が低かったので1日2回ほど葉水と株に霧吹きをしていました。その後は一切使いませんでした。

持ち運んで観察できないので、段々てきとうな管理になりましたが、生き延びてくれてよかったです。

 

f:id:dantes_nikki:20220804141359j:image

よかったよかった

 

底まで根が張っていませんが、結局引き抜いてしまいました。(スペース確保のためにも)

写真を撮っていませんが、今は外の簡易ビニールハウスに用土も川砂から赤玉主体に変更し、外管理にしました。タイミングとしては早すぎる気もしましたが、早く根を充実しないと寒い冬がやってくるので無茶ですがお引っ越しです。(遮光40%くらいの環境+個別寒冷紗をのせています)
機嫌を損ねないといいのですが....

ようやくスタート地点に立てた里芋、無事に育ってほしいです。

 


f:id:dantes_nikki:20220804142840j:image
接木のランポーも発根しはじめました(7月初め頃)

これは接ぎ降ろしに該当するのだろうか?

切ってから断面を上にして扇風機、その後乾いたら上下を自然にし、鉢の上に置いて(宙ぶらりんの状態)直射日光が当たらない環境でそっとしておいたら、根が出てきました。根がはっきりわかってから植え付け(写真無し)

断面にはルートンとオーソサイドをかけました。

 


f:id:dantes_nikki:20220804142824j:image
f:id:dantes_nikki:20220804142834j:image

主根周りが赤かったので切断した雷帝も1ヶ月ほどで発根。

サボテンおじさんは「自分だったら切らない」とのことでしたが、赤い部分を見るともやもやするので切ってしまい後悔したサボテン。

赤いのは表面だけだったので切る必要はなかったです。勉強になりました。

切断後の手順は接木のランポーと同じ。どうしても生き残ってほしかったのでより日陰に置いて大事にしていました。

(根の表面だけ赤い場合は指でこすって、赤い部分が落ちればそれでいいのだろうか?)

 

里芋(グラキリス)が葉を生い茂らせたりしたらまた続きを書こうと思います。

 

f:id:dantes_nikki:20220809210932j:image