東京散歩 小石川植物園へ
先日、文京区にある小石川植物園へ行った。
植物を育ててるうちに、
街路樹や公園に生えている、
木や草葉も美しいと思い始めたからだ。
HPの植えてある植物の名を見てもピンと来なかったが、気になったのなら、行ってみようということになった。
到着すると、受付の方に、
「温室は15時までですよ〜」
と言われ、早足で坂を登り、温室を見た。
うん、知らない植物ばかりだ。
でも、とても美しい、そしてみんな元気そうだ。
日向ぼっこしてる植物たち、みんな品種名しか書いてないのでそこがいいところだと思う。
貴重なんだ、高価なんだ、という不純なことを考えずに済む事だ。
ただ、純粋にこの植物はここが美しい。
と思う事ができるのは幸運だ。
僕が普段見ているネットやお店の植物だと、
優良株!多頭株!錦!斑入り!モンスト!
などなど、希少であることを押し出し、
購買意欲を煽る。
そういう環境で植物を見ていると、
これは、いくらくらいだろうな、
とか多頭でレアだから育てようかな。
みたいな不純な気持ちに満たされてしまう。
そういうのを払拭したいのもあって、この植物園に訪れた。
名を忘れたが美しい木
根本は岩のようなのに葉は繊細な木。
とても美しい。
花も綺麗だが、この切られた枝も美しい。
奥まで歩いてぐるっと回ると小さな神社があったので、うちにいるみんなの健康を祈った。
小さな祠だが、狐さんには1人一個柑橘類をお供えされていて愛されているようだった。
お力添えお願い致します....
変わった喫茶店もあった。
この植物園のもう一点よいところは、
高低差があり空気が澄んでいるところだ。
まるで早朝の誰もいない、
境内を歩いてる時や山を歩いてる気持ちになることだ。
植物園を後にすると邪な気持ちがなくなり、
あまりネットで買わず、レアだから手に入れないように心がけたが、お寺で住職に説法を聞いた内容を1日ですっかり忘れてしまう僕には無意味で数日で忘れてしまった。
奥多摩などは除き、東京は山が少ないので
人々は疲弊していると勝手に想像しているのだが。
この小石川植物園は山や誰もいないお寺にいるような清々しい雰囲気があった。
今度は時間に余裕を持って温室を見学したい。
蘭コーナーの自動霧吹き。
作れるなら作りたいくらい便利そうだ。